忙しすぎる
◆ イザヤ書41-42
◆ Ⅰテサロニケ1
飛行機の搭乗を待っていたとき、私が牧師だと小耳に挟んだ人が、話しかけてきました。彼はキリストを信じる前の人生について語り、それは「罪と自己陶酔」の日々だったと言いました。しかし、彼はイエスと出会ったのです。そして、自分の生活がどれほど変わり、どれほどの奉仕をしてきたかも語ってくれました。それは興味深い話でした。しかし、彼の話は、神のために非常に多忙だったということで、神と非常に親しく交わってきた、というものではありませんでした。それで、「先生、正直なところ、なぜ、こんなにも心が満たされていないのだろうと思うのです」という質問には、少しも驚きませんでした。
人生の道について考える
◆ 詩篇110-112
◆ Ⅰコリント5
カール・ラーベダーという47歳のオーストリア人の男性は、4億円相当の全財産を寄付しました。大金を稼いでは使う派手な生活によって、自分は本当の幸せから遠ざかっていると感じたからです。彼は、ロンドンのデイリー・テレグラム紙に対してこう言いました。「私は、欲しくも必要でもないもののために、奴隷のように働いていると感じました。人生で最大のショックは、この『五つ星』生活が、温かみのないひどい虚構だと気づいたことです。」彼は、中南米の人々を助ける慈善団体を設立し、その基金として財産を寄付しました。
名匠
◆ 詩篇87-88
◆ ローマ13
妻の父は、私たちが婚約したとき、特別な贈り物をくれました。 彼は宝飾デザイナーなので、私たちの結婚指輪を作ってくれたのです。義父は私たちの結婚指輪を、サイズ直しのときに出る金の断片を集めて作りました。金のスクラップは大して価値がないように見えましたが、この職人の手によって美しい指輪に変身しました。今日まで大切にしていることは、言うまでもありません。腕利きの職人が、普通の人が役に立たないと思うものを使って何をするかには、本当に驚かされます。
良いわざに励みなさい
◆ 詩篇57-59
◆ ローマ4
今日、良いことをしても、明日には忘れられてしまう。でもとにかく良いことをしなさい、と言った人がいます。良い言葉だし、大切な戒めだと思います。イエスは「巡り歩いて良いわざをなし」たと、ルカが使徒の働きの中で記述しています(使10:38)。