Category  |  親切

意識して親切にした

ジェシカが子どもを連れて飛行機に乗ると、3歳の娘がぐずり、お腹の減った赤ん坊も泣き出しました。隣席の人が赤ん坊を抱いていましょうと言ってくれ、娘のシートベルトを閉めることができました。彼は自分が若い父親だった頃を思い出していたのでしょうか。赤ん坊にミルクをあげている間、娘と塗り絵をしてくれました。乗継便に搭乗したときも、必要なら声をかけてと言ってくれました。

生きている記念碑

私が育った教会には、家族や友人が亡くなったときに、その人を記念した長椅子や絵画を寄贈するという伝統がありました。亡き人の名前が鮮やかな人生の思い出とともに小さな金色の板に刻まれ、良い記念だと思っています。一方で、それが無機質な物体であるがゆえに、文字通りの意味では「生きていない」とも思ってしまいます。この記念碑に生命を吹き込むことはできるでしょうか。

闇を押し留める

トールキンの小説「ホビットの冒険」の中で、魔法使いガンダルフは、ドワーフたちといっしょに敵と戦う仲間として、なぜビルボのような小さなホビットを選んだのかについて説明しました。彼は「サルマンは、偉大な力のみが敵をやっつけることができると信じているが、私はそうではないと思う。闇を押し留めているのは、普通の人が日常的に行うちょっとしたことだ。愛とか親切とかという、ちょっとしたことだ」と言いました。