ニューグレンジ
◆ ヨナ書1-4
◆ 黙示録10
もしひとりの違反により、ひとりによって死が支配するようになったとすれば、なおさらのこと、恵みと義の賜物とを豊かに受けている人々は、ひとりのイエス・キリストにより、いのちにあって支配するのです。―ローマ5:17
ニューグレンジは、アイルランドにある5千年前の古墳です。ボイン渓谷の農民によって建造された墓で、その面積は何と4千平方メートルほどもあります。そこは人々が「死」という問題に(埋葬や礼拝を通して)向き合う場所でした。ニューグレンジの内部には細い通路があり、それが墓室に続いています。12月19日から23日の冬至(昼間の時間がもっとも短い)のころ、太陽の光が一日17分間だけ、その通路を通って墓室の中に差し込みます。このことは大変よく知られています。それを「生は死を打ち負かす」という勝利の力強いシンボルだという人もいます。
アーニーのお別れ
◆ エゼキエル書30-32
◆ Ⅰペテロ4
確かに、今は恵みの時、今は救いの日です。―Ⅱコリント6:2
コラムニストのミッチ・アルボムは2009年9月30日、ミシガン州デトロイトのフォックス・シアターで、アーニー・ハーウェルのインタビューをしました。ハーウェルは、ラジオのプロ野球番組(主にデトロイト・タイガーズ)の実況アナウンサーとして50年以上も活躍し、アメリカのスポーツ界で最も愛された人物のひとりです。彼は謙虚で優しく、温かいアナウンサーでした。出会ったすべての人の心に、忘れがたい印象を残しました。
別れの挨拶
◆ 詩篇20-22
◆ 使徒21:1-17
私は今や注ぎの供え物となります。私が世を去る時はすでに来ました。―Ⅱテモテ4:6
カーネギー・メロン大学のランディ・パウシュ教授は、47歳で末期ガンを宣告されたのち、大学で最後の講演をしました。彼はコンピューター・サイエンスの教授で、聴講者は学生や同僚、そして友人たち150人ぐらいだろうかと考えていましたが、400席の大講義室はいっぱいでした。彼が心から語った一時間ほどの講義は、洞察とユーモアに満ちた感動的なものでした。彼の告別の挨拶は、死ぬことではなく生きることに焦点を当てたものでした。