Tag  |  光

光の賜物

クリストファー・レン卿は1,600年代後半、ロンドンで50以上もの教会を設計し建築しました。彼の建築物にはふたつの大きな特徴があります。ひとつは頑丈な高い尖塔で、もうひとつは無色透明の窓ガラスです。これには深い意味がありました。当時は、教会の窓といえばステンドグラスでしたが、彼は、教会の窓は無色透明のガラスであるべきだと考えていました。その理由のひとつだったと思われる言葉が残っていますが、それは「神が与えた最大なる賜物は光である」というものです。クリストファー・レンにとって、降り注ぐ日の光を浴びながら神に礼拝をささげるということが、太陽という神の贈り物を喜び感謝することだったのです。

神の灯台

ミッション・ポイント・ライトハウスという灯台が、1870年にミシガン州北部の半島に建てられました。ミシガン湖を航行する船舶が砂州や岩礁に乗り上げないよう、注意を促すためです。この名前は、オールド・ミッションと呼ばれる地域の教会(別の意味での灯台)に由来しています。

1839年、ピーター・ドウアティ牧師は、神の召しに応えてオールド・ミッションの教会の牧師になりました。この教会は半島をさらに南に下った地区に住んでいた、アメリカ先住民が集う教会でした。しかし、白人牧師のリーダーシップのもと、先住民の教師や農民、職人たちは、みな一緒になって、この共同体の生活向上を目指して働きました。

キリストを信じる人たちが人種や民族を超えて一致して働くとき、その共同体は、暗い世の中で霊的な光を放ちます(ピリ2:15-16)。イエスは言われました。「あなたがたは、世界の光です。山の上にある町は隠れる事ができません。…このように、あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたの良い行いを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい」(マタ5:14-16)。

ミッション・ポイント・ライトハウスは、航行する船舶に危険を知らせました。その名の由来となったオールド・ミッション・チャーチは、耳を傾けるすべての人に、霊的方向を示しました。個々のクリスチャンも、自分の生活を通して、また教会を通して、この働きをします。私たちは神の灯台です。イエスが私たちの内に住んでくださっているからです。

迷い人を惹きつける

1年で聖書を!
◆ 創世記37-39
聖書のみことば Ⅱコリント5:12-21
 
わたしは光として世に来ました。―ヨハネ12:46

友人のアナは、よく道を聞かれます。外国にいるときでもそうなのです。正直そうに見えるのかしら、と彼女は言いました。あなたは行くべき道が分かっているように見えるんじゃない、と私は言い、他の友達は、アナは迷い人を惹きつける雰囲気があるのかもしれないと言いました。

輝き続ける

1年で聖書を!
◆ イザヤ書26-27
◆ ピリピ2
聖書のみことば マタイ5:14-16Ⅰ、ペテロ2:9-10
 
あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたの良い行いを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい。―マタイ5:16

家の前にある街灯の明かりが消えていたので、何度も電話して修理してくれるように頼んだのですが、なかなか対応してくれません。ここは街灯と街灯の距離が長いので、どの街灯もきちんとついていないと暗いのです。その上、歩道もないので、朝、暗いうちに車で出かけるときなど、登校中の子どもと接触しては大変だと心配でした。

闇の中を進む

1年で聖書を!
◆ 創世記41-42
◆ マタイ12:1-23
聖書のみことば詩篇119:105-112

 
あなたのみことばは、私の足のともしび、私の道の光です。―詩篇119:105

神が結末を教えてくださるのなら、どんなことでも乗り越えられるのに、と思います。私は、神が最後には「すべてのことを働かせて益としてくださる」(ロマ8:28)と信じています。けれども、その「益」を具体的に知っているなら、苦しいときをもっとうまくやり過ごせると思うのです。