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愛とは

婚約中の若者に「彼女を愛しているって、どうしてわかるの」と聞いたことがあります。含みのある質問でした。どうして結婚するのか、自分の本当の気持ちを探ってほしいと思ったからです。しばらく考えて、彼は答えました。「僕の残りの人生を彼女を幸せにするために使いたいと思ったので、彼女を愛しているとわかったのです。」私たちはそれから、彼の言葉がどういう意味か、自分ではなく相手の最善を常に求めるのは、高くつくのだということを話し合いました。本当に愛するなら、そこには犠牲が伴います。

すがすがしい率直さ

母の良いところはたくさんありますが、率直なところは特に好きです。母の意見を聞こうと電話をすると、彼女はこう言います。「本当に私の意見を聞きたいのでないなら、聞かないでちょうだいね。あなたに気をつかって、色よいことを言ったりしませんよ。本当に思っていることしか言いませんからね。」

世の中には、保身のために言葉をあいまいにする人が多いので、彼女の率直さは、すがすがしい気分にしてくれます。率直さはまた、真の友情の特質です。真の友は、真実を優しい態度で告げてくれます。たとえそれが、耳障りなことでもです。箴言も「…愛する者が傷つけるほうが真実である」と語っています(箴27:6)。

真実を優しく告げてくださることは、イエスが最高の友であるひとつの理由です。サマリヤの女が井戸端でイエスに会いました。イエスは、どちらでもよいのに意見が対立している小事にはかかわらず、彼女の心の深い部分にある一番大切なことを取り上げられました。イエスは、神は霊ですからと語って信仰のチャレンジを与えられました。また、この女性は、人生の夢が破れて深い失望の中にいましたが、イエスは、そのことについても優しく語りかけられました(ヨハ4:7-26)。

神とともに歩むとき、神が聖書のみことばを通して、私たちの本音に率直に語りかけてくださいますように。悲しみや苦しみの中にいるときも、神と向き合い、神の恵みによって助けられますように。

振り返る

素晴らしすぎて信じられない?

1年で聖書を!
◆ Ⅱサムエル記19-20
◆ ルカ18:1-23
聖書のみことば ルカ24:1-12

 
使徒たちにはこの話はたわごとと思われたので、彼らは女たちを信用しなかった。―ルカ24:11

ノール兄弟は1980年代に画像処理のソフトウェアの開発を始めました。当時、写真家はパソコンを使っていなかったので、ソフトウェア会社の人たちは、ノール兄弟は変なことをすると思っていました。このソフトは、最初「ディスプレイ」と呼ばれ、次に「イマジネーター」、最終的に「Photoshop(フォトショップ)」になりました。今日、「Photoshop」は世界中でプロの仕事にも、素人の趣味用にも使われています。「サンノゼ・マーキュリーニュース紙」によると、新しい言葉さえ作り出しました。「そりゃフォトショップ化されたね!」というのは「信じられないほど素晴らしいね!」という意味だそうです。

みことばを信頼する

1年で聖書を!
◆ 詩篇110-112
◆ Ⅰコリント5
聖書のみことば Ⅱペテロ1:3-16

 
私たちは、……うまく考え出した作り話に従ったのではありません。この私たちは、キリストの威光の目撃者なのです。―Ⅱペテロ1:16

ナルニア国物語はC.S.ルイスが書いた児童向け小説で、キリスト教の真理を象徴的に描いています。「カスピアン王子のつのぶえ」には、魔法の国ナルニア国の王座を暴力によって手に入れた独裁者が登場します。この男の甥のカスピアン王子は、ナルニア国の偉大な王が、悪の力に勝って死からよみがえられたという話を聞きましたが、叔父の王は、それはおとぎ話だといいます。しかし、その昔話が事実であることが後に判明します。