蛇が入った ケース
自然博物館で、赤いほっぺをしたよちよち歩きの子どもが、ガラスケースをパンパンと叩いていました。その中には「ビリー」という名前のいかつい蛇がいて、その小さな女の子をぎょろりと見ながら、ゆっくり動いていました。ビリーの身体は私の腕ぐらいの太さで、茶色と黄色の毒々しい模様でおおわれています。ビリーがケースから出られないのは分かっていますが、怖そうなへびが幼い子の近くにいるのですから、私はぞっとしてしまいました。
前線で率いる
スティーブン・アンブローズの著書『バンド・オブ・ブラザーズ‐男たちの深い絆‐』は、米国陸軍E中隊を追ったノンフィクションです。ジョージア州での軍事訓練から1944年6月6日のノルマンディー上陸作戦、そして、欧州戦勝の日までの軌道が記されています。この期間の大半、E中隊を率いたのはリチャード・ウインターズでした。ウインターズは、自分が先頭に立って部隊を率いる優れた指揮官でした。戦場のウインターズがよく言った言葉は、「俺について来い!」です。他の指揮官なら、自分は安全な場所にいて、部下たちが戦ったかもしれません。しかし、E中隊の場合、先頭にいるのは指揮官のウインターズでした。
私は主にあって私
◆ 哀歌1-2
◆ ヘブル10:1-18
―Ⅰペテロ3:14
地元の病院で診察を待っていたとき、十字架のキリスト像が壁にかかっていることに気づきました。しばらくして看護師が問診にやって来ましたが、質問の中には「病院のチャプレンに相談したい霊的な問題がありますか」という問いもありました。私は、「尋ねてくださってありがとう」と答えました。これは今の世の中では珍しい質問です。彼女は微笑みながら、自分たちの病院は信仰を基盤にしており「霊性のケアは使命のひとつです」と語りました。この人たちは社会がますます多元的で世俗的になる中、恐れることなく自らの信仰を公言しています。私は、そのことに感銘を受けました。
真の自由
◆ ヨブ記28-29
◆ 使徒13:1-25
キリストは、自由を得させるために、私たちを解放してくださいました。ですから、あなたがたは、しっかり立って、―ガラテヤ5:1
アメリカ北部の13ヶ所の植民地は、1776年、英国王の政策に抵抗し新しい国を建国しようとしました。そして、ある文書を採択しました。現在「独立宣言」と言われているものです。
約2000年前、主イエスは十字架の上で「完了した」と叫ばれました。一種の「独立宣言」です。すべての人は、罪と死の支配下にいました。しかし、唯一罪のないキリストがカルバリで私たちの身代わりとなり、私たちの罪のために死なれました。それで神の義に対する要求が満たされ、キリストを信じる者は、罪と死の支配から永遠に自由になったのです。