1年で聖書を!
◆ 詩篇37-39
◆ 使徒26
聖書のみことば ルカ4:1-13

 
私たちの前に置かれている競争を忍耐をもって走り続けようではありませんか。信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。―ヘブル12:1-2


自動車教習所の教官は「しっかり前を見て!」と繰り返し言いました。彼はそう言って、私が目下の状況ではなく、まっすぐ向こうに意識をもっていくように促したのです。常に左右をきょろきょろ見ていると、おそらく側溝にはまってしまうからでしょう。
 

サタンはわき見をさせるのが得意です。私たちがイエスではなく、サタンに目を向けるように誘惑します。注意を引きつけるなら、私たちはわき道にそれ、霊的成長を遅らせることになるからです。サタンはイエスにも、そうしようと画策したのです。 

イエスが洗礼を受けられた後、サタンは、イエスの働きを達成する「もっとよい」方法を提案して、主の働きを阻止しようとしました。彼は、イエスが神殿の頂から飛び降りるなら、それで神の子であることを証明できるだろうと言いました(ルカ4:9-11)。しかしイエスは高い建物から飛び降りるのではなく、ご自分を十字架につけることで、ご自分が神の御子であることを証明するのだと知っておられました。というわけで、「あなたの神である主を試みてはならない」とサタンに返答されました(12節)。イエスの意識は、私たちをあがなうことに集中しておられました。そして、そのためには十字架を避けて通ることはできないと知っておられました。

霊的な溝に落ちないためには、「イエスから目を離さない」(ヘブ12:2)ことです。そして、サタンがちょっかいを出しても、見向きもしないことです。 (Julie Ackerman Link)

サタンは、視野に入れることなく退かせなければならない。