1年で聖書を!
◆ 詩篇40-42
◆ 使徒27:1-26
聖書のみことば Ⅰコリント12:21-25

 
主は情け深く、あわれみ深く、  ―詩篇145:8


エリンの生活は普通の子どもとはかなり違っていました。他の子どもたちは、走り回って遊んだり、アイスクリームを食べたりしているのに、エリンはベッドに横たわり、食事は栄養チューブからです。強い光しか見えず、大きな音しか聞こえません。生活の大部分は病院通い、看護師、注射に占領され、数々の慢性疾患や重い障害と闘っていました。エリンは、思いやり深く世話をしてくれる愛に満ちた家族に囲まれていましたが、9歳の誕生日を迎える前に亡くなりました。彼女はお絵かきをしたり、歌をうたったり、おしゃべりをすることもありませんでした。
 

このような、かけがえのない子どもから学べることは何でしょう。エリンの家族の友人は次のように語りましたが、的を射ています。「エリンのおかげで、皆、人間として成長しました。私たちは同情や無条件の愛を学び、ささやかなことに感謝できるようになりました。」
この世界は、五体満足で、元気で、豊かな人たちのためだけにあるのではありません。エリンのような子どもは、そのことを思い起こさせてくれます。肉体的、精神的、または情緒的にどうであれ、人はみな同じように尊く大切な存在です。人は神のかたちに造られているのです(創1:26-27)。私たちの主イエスは、弱い人、打ち砕かれた人、そして造られたすべてのものにあわれみ深いお方です(詩145:8-9)。私たちは、このお方の思いやりを映す鏡となるべきです(エペ5:1-2)。

あなたのそばに、大切なことを教えてくれる「エリン」はいますか。 (Dave Branon)

ひとりひとりのたましいの価値を決して軽んじてはならない。