1年で聖書を!
◆ 詩篇63-65
◆ ローマ6
聖書のみことば ローマ6:14-23

 
罪から解放されて、義の奴隷となったのです。―ローマ6:18


新型インフルエンザの世界的流行は、世界中の注目をウイルスに集めました。ウイルスが生きるためには、寄生し危害を加える生き物が必要です。ウイルスに入り込まれた生き物は、場合によっては何年もの間、その存在に気づかない場合があります。すると、ウイルスは、広範囲で多大なダメージを与えつづけます。しかし、ウイルスは取り出されたなら、不活発になるか、死んでしまうのです。 

これと似たように、罪が生きるためには人間が必要です。高慢、貪欲、怒り、自己中心などは罪ですが、それら自体では単なる言葉にすぎません。しかし、これらが人間に宿り、人間をコントロールしたとき、その人間が生きている限り、その人を壊そうと働くのです。

ありがたいことに、イエスがいけにえとなって十字架で死んでくださったので、イエスを信じるクリスチャンの状況は「罪から解放されて」(ロマ6:18)います。私たちは、今でも罪を犯しますが、私たちの内に住む聖霊が、「肉の欲望」(ガラ5:16)に抵抗しようとする私たちを助けてくださいます。使徒ヨハネは、「だれでも神から生まれた者は、罪を犯しません。なぜなら、神の種がその人のうちにとどまっているからです」と語ります(Ⅰヨハ3:9)。私たちは、この世を聖霊に頼って歩み、いつの日か「傷のない者として、大きな喜びをもって栄光の御前に」(ユダ24)立つことになります。

今日、罪のウイルスに侵された世に踏み出す私たちにとって、何と大きな慰めでしょう。 (C.P.Hia)

罪は厄病であり、キリストは癒しだ。