1年で聖書を!
◆ 詩篇66-67
◆ ローマ7

 
神よ。あなたは私の神。私はあなたを切に求めます。水のない、砂漠の衰え果てた地で、私のたましいは、あなたに渇き、私の身も、あなたを慕って……
―詩篇63:1


私は、宇宙の奥深くまで探査ロケットを送れるようになったことに、今さらながら驚いています。けれども、考えてください。もし、探査ロケットが火星に行く途中で、つまらないものの引力に捕まってしまったら、何と無駄なことでしょう。気をつけてください。私たちの人生には、それと同じようなことが起こり得るのです。
 
イエスが弟子たちに従うようにと命じられたとき、そのお言葉の意味は、主イエスを情熱的に追い求める旅を始めなさい、ということでした。クリスチャンとは、イエスにどんどん近づく軌道に入るようにと打ち上げられたロケットのようです。しかし、私たちは途中でつまらないものに誘惑され、心を奪われてしまいます。そうして、主を追い求めることを止めてしまい、最終的には満足感を得られない、空しいもののまわりをくるくる回る軌道に入り込んでしまいます。 
 

詩篇63篇は、そんな人生の軌道に入り込んでしまった人の治療薬です。ダビデは、心のうめきに応えることのできるお方は、神おひとりであることを知っていたので、神を追い求めました。「恵みは、いのちにもまさる」(3節)からです。彼は、神の臨在の喜びに夢中で「私は床の上であなたを思い出し、夜ふけて私はあなたを思います」(6節)と語っています。彼は真の喜びや生きる目的とは、神を遠くから崇拝するのではなく、神を熱心に追い求めることで手にすることができると分かっていました。

さあ、私たちも軌道修正して、どんどん神に近づいていく歩みを始めましょう。 (Joe Stowell)

神の近くを歩めば歩むほど、邪魔ものが入る余地が少ない。