1年で聖書を!
◆ 詩篇79-80
◆ ローマ11:1-18
聖書のみことば 黙示録21:1-5

 
もはや死もなく、悲しみ、叫び、苦しみもない。なぜなら、以前のものが、もはや過ぎ去ったからである。―黙示録21:4


子どもの頃、小さなこぶや擦り傷を作って泣き叫ぶと、父はよく「痛みがなくなったときのことを考えてごらん。とても良い気分になるよ」と言ったものでした。しかし当時は、何の助けにもなりませんでした。私の頭の中にあるのは、ただ「痛い」ということだけです。私にできるのは、大声で泣きわめき、止めどなく涙を流すことだけでした。

しかし、この父の言葉は、大人になって本当に惨めな状況を生き抜かなくてはならなくなったとき、貴重なアドバイスになりました。その痛みが、失意による心の痛みであろうと、長患いの惨めさであろうと、私は自分にこう言い聞かせてきました。「今の状態が永遠に続くわけではないのだから…。」
 

私たちクリスチャンが確信していることは、神は私たちのために良い計画を立てておられることです。苦しみは、神が世界を創造されたときに作られたものではありません。しかし、神の秩序が乱されてしまった世で、それがどういうことなのかを教える役割を一時的に果たしています。神は、私たちを罪の結果による苦難から贖ってくださいます。そして、私たちの痛みは、神のご計画を世界に伝えようとする動機になるのです。

私たちは痛みや失望から逃げることはできません(ヨハ16:33)。しかし、それは一時的なものです。この世の人生で解決する悲しみもあるでしょう。しかし、神が新しい天と地を造られるとき、私たちは、すべての悲しみから解き放たれます(黙21:1)。今の状態が永遠に続くわけではありません。 (Julie Ackerman Link)

天国で獲得するものは、この世で失ったものを補ってもなお余りある。