1年で聖書を!
◆ 詩篇120-122
◆ Ⅰコリント9
聖書のみことば マタイ15:7-20

 
むなしいものを見ないように私の目をそらせ、あなたの道に私を生かしてください。―詩篇119:37


私の周りには静かな時が流れていました。私は庭に面したテラスの机で仕事をし、犬のマギーは草の上に寝そべっていました。ところが、カサカサという乾いた葉っぱの音が、すべてを変えてしまいました。マギーはむっくりと起き上がり、木に向かって走り出し、その木の周りをぐるぐる回りました。その木には、リスが必死でしがみついていました。

マギーは呼ぶと戻ってきましたが、こちらを向かせることはできません。頭を木の方にしっかり向けています。身体は私のそばにありますが、関心や願望はリスの方にあるのです。
 

この一件によって、自分自身もあっという間に何かに心を奪われ、簡単にイエスから目をそらしてしまうことを示されました。昔からある誘惑、新しい仕事や役割、物や楽しみに対する尽きない欲望…こうしたものが、私に最善を与えようとしてくださるお方から、私の注意をそらせてしまいます。
 
パリサイ人たちの心の状態も、これと同じようなものでした(マタ15:8-9)。彼らは神殿で仕え、人々に教えていましたが、その心は神から遠く離れていました。
 
私たちも同様です。教会で教えたり、奉仕したりしていても、心が神から離れていることがあります。イエスに焦点が合っていなければ、私たちの信仰生活は無意味なものです。
 
しかし、私たちが「かたくな」(使7:51)でないなら、神は私たちの目を空しいものからそらせ、私たちの心に新しい活力をくださいます。
(Julie Ackerman Link)

キリストを人生の中心に据えれば、全てのものは、各々あるべき所を得る。