1年で聖書を!
◆ 詩篇126-128
◆ Ⅰコリント10:19-33

 
私は生きているかぎり、主をほめたたえよう。いのちのあるかぎり、私の神に、ほめ歌を歌おう。―詩篇146:2


ロバート・ローリーは19世紀の牧師で、自分にできる最大の貢献は説教だと思っていました。しかし彼の名は、賛美歌やゴスペル音楽によって最もよく知られています。ローリーは500曲以上の賛美歌を作詞したり、作曲したりしました。その中には、「墓の中に」(聖歌172番)「めぐみある主」(聖歌487番)「まもなくかなたの」(聖歌687番)などが含まれています。

アメリカが南北戦争に突入する寸前の1860年、迫り来る戦火ではなく、変わることのないキリストに焦点を合わせて、ローリーは不朽の名作を残しました。
「わが喜びとわが慰め、消え去ろうとも、
何かはあらん、救い主なる主、いませば。
暗闇、寄り来たりて我を囲めど、何かはあらん、主、夜の間に歌与えたまえば。
我が内なる静けさは、嵐にても破られず、
我、おのが避け所を離れんかぎりは。
キリスト、天と地の主なれば、
我、などか歌わずにおられんや。」
 

困難な時代の中で神を信じきったローリーの信仰は、「君主たちにたよってはならない。救いのない人間の子に…幸いなことよ。ヤコブの神を助けとし、その神、主に望みを置く者は」(詩146:3-5)という詩篇の作者の言葉と同じです。

人生の問題に信仰をもって挑むか、それとも恐れて動転するかは、私たちが何に焦点を当てるかによって決まります。私たちは「主は、とこしえまでも統べ治められる」(10節)ということを知っているのですから、どうして歌わずにいられるでしょう。 (David McCasland)

キリストの旋律に合わせて歌っているならば、闇の中でも歌うことができる。