あわれみ豊かな神は、……私たちをキリストとともに生かし、―エペソ2：4-5

緊張と興奮とが入り混じった心持ちで、ローレンは一人乗りカヤックに飛び乗りました。これから、急流下りに出発します。彼女はシートベルトを装着するや、仲間やガイドたちと一緒に下流を目指して漕ぎ出しました。

前方にいくつかの滝が見えてきたとき、ローレンの緊張はさらに高まりました。そして彼女のカヤックは、突然、急流に押し上げられ、あっという間に転覆してしまいました。このようなとき、どうやってカヤックから脱出するか、彼女は訓練を受けていました。しかし、水中に逆さづりになって気が動転し、脱出のための解除バーを見つけることができません。もうこれ以上息を止めているのは無理です。「もうすぐ、私は主の前に召されるだろう。」そう思ったとき、救助の手が差し伸べられ、彼女は間一髪のところで命を救われました。彼女は救い出されたことに深く感謝しました。
　

これよりもさらに素晴らしい救いが、私たちに与えられています。それは、霊的な死からの救出です。この救出は、イエス・キリストという人の形で与えられました。私たちが罪に溺れようとしていたとき、神は御子イエスを送り、御子の死と復活を通していのちをくださいました（ロマ5：8、エペ2：5）。神がそうしてくださったのは、神が「あわれみ豊か」な方であり、「大きな愛」のお方だからです（エペ2：4）。

私たちは、神に対する感謝の気持ちとして、救い主のことを救いの必要な人に語り、人助けをすることができます。 （Anne Cetas）

救い出された人は、いつでも喜んで他人の救出を手伝うべきだ。