1年で聖書を!
◆ 箴言10-12
◆ Ⅱコリント4
◆ 箴言10-12
◆ Ⅱコリント4
聖書のみことば ローマ12:14-21
悪に負けてはいけません。かえって、善をもって悪に打ち勝ちなさい。―ローマ12:21
新聞の見出しを見るだけで、世の中の問題が分かります。テレビを見たり、ラジオを聴いたり、友だちと話をしたりするなら、地球が抱えているどの問題についても意見に事欠くことはありません。その理由は、問題を指摘することは簡単だからです。
テロリストが旅客機をハイジャックし、ニューヨークの超高層ビルやアメリカ国防総省本庁舎に突っ込んだり、ペンシルバニア州の畑に墜落させたりしたとき、それを世界は「悪」と呼びましたが、この悪の途方もない破壊力を見て、人々は呆然と立ちすくむかのようでした。これが悪の最も得意とすること、つまり、人に無力感を与えることです。しかし、私たちは無力ではありません。
私たちは普通、小さくて個人的なレベルで悪を体験します。使徒パウロはそんな私たちに、悪に対する適切な対処法の概略を示してくれました。それは、悪を憎む(ロマ12:9)、悪に悪を報いることをしない(17節)、そして、悪に負けない(21節)ことです。
悪の真の被害者は、実のところ「善」です。善とは、人類全体が享受するようにと神が計画されたものです(創1:4-31)。パウロの結論は、悪の犠牲者である「善」は、悪の征服者でもあるというものです(ロマ12:21)。これには目を見張らされます。
ニュースの見出しは悪いことばかりですが、神の善には悪以上の力があります。神が望んでおられるのは、私たちが神の善を用いて、神のために神の敵に勝つことです。
(Julie Ackerman Link)
光がやみに打ち勝つように、善は悪に打ち勝つことができる。