1年で聖書を!
◆ 箴言16-18
◆ Ⅱコリント6
◆ 箴言16-18
◆ Ⅱコリント6
聖書のみことば 箴言16:21-33
怒りをおそくする者は勇士にまさり、―箴言16:32
連合軍最高司令官ドワイト・D・アイゼンハワーは、1944年6月6日、世界で最も大きな権限を与えられていました。史上最大の陸空海軍が彼のもとに集結し、ヨーロッパ大陸をナチ支配下から解放しようと準備していたからです。これほど大規模な軍隊をアイゼンハワーが指揮できたのはなぜでしょう。その理由のひとつは、彼にはさまざまな人たちの協力を引き出す、際立った能力が備わっていたことです。
しかし、「アイク」と親しまれたアイゼンハワーが、人間関係作りに昔からたけていたのではないことは、あまり知られていません。少年時代、学校でよく殴り合いをしました。しかし幸いなことに、彼の母親は、神のみことばで教え導く愛情深い人でした。ある時彼女は、怒りを爆発させた結果、怪我をした息子の手に包帯を巻きながら、「怒りをおそくする者は勇士にまさり、自分の心を治める者は町を攻め取る者にまさる」という箴言16章32節のみことばを語りました。アイゼンハワーは後年、「私はいつも、あのときの会話を振り返る。あれが、私の人生で最も価値ある瞬間のひとつだった」と書いています。アイゼンハワーが、人と効果的に結びつき力を発揮できるようになったのは、自分の怒りをコントロールするすべを身につけたからに違いありません。
怒りを爆発させたくなるときは、誰にでもあるでしょう。しかし、神が私たちの内に働いてくださるなら、私たちは自分の怒りをコントロールするすべを学びます。温和な心によって人を変えていくことができたとしたら、それに勝ることはありません。
(Dennis Fisher)
己の怒りに打ち勝つ者は、強敵を打ち負かす。
トピック:
怒り