よく指導の任に当たっている長老は、二重に尊敬を受けるにふさわしいとしなさい。みことばと教えのためにほねおっている長老は特にそうです。Ⅰテモテ5：17

中学生になった孫のアメリカンフットボールの試合を観戦しました。審判が旗を上げて、反則行為があったことを示しました。パスをした選手に対戦チームの選手がタックルしたので、反則を知らせる旗（フラッグ）が出たのです。すぐさま、放送席からアナウンスがありました。「フィールド上にフラッグ。反則はパスター（牧師）へのラフプレイ。いえ、パッサー（パスをした選手）へのラフプレイです！」ラフプレイとは荒っぽい行為という意味です。私は、神がラフプレイの教会にフラッグを上げてくださったらなあ、と思いました。

もちろん、パスター（牧師）が完璧だとは言いません。完璧な牧師を求めるなら、教会はすべて無牧になってしまうでしょう。神の教えは、霊的な指導者、特に「みことばと教えのためにほねおっている」人たちを敬いなさいです（Ⅰテモ5：17）。牧師は地上で最も大変な職業のひとつかもしれないと、私は思います。高度に技術化され、忙しく複雑になった社会において、牧師は非常に優れた能力と大きな成果を期待されます。その期待のハードルは往々にして、あまりにも高く、越えることはほとんど不可能です。

　
ですから、期待しすぎるのをやめて、牧師にねぎらいの言葉をかけたり、牧師のために祈ったりするのはどうでしょう。牧師がしてくれたことに対して感謝の気持ちを伝えたり、励ましの言葉をかけたりしましょう。ちょっとした心使いが、牧師を元気づけます。そうすれば、喜びをもって主に仕え、成果を上げる働きができるようになるでしょう。
（Joe Stowell）

牧師にきつく当たらずに、やさしく励まそう。