1年で聖書を!
◆ 雅歌6-8
◆ ガラテヤ4
聖書のみことば ヘブル11:13-16, 23-27

 
これらの人々はみな、信仰の人々として死にました。約束のものを手に入れることはありませんでしたが、はるかにそれを見て、―ヘブル11:13


昨年の夏、夫と一緒に列車でグランドラピッズからシカゴに行きました。進行方向を背にした席に座ったので、目に映るのは、すでに通り過ぎた場所の景色でした。列車の窓からは湖や林、建物などが見えます。しかし、そこは過ぎ去った場所でした。私はそんなものより、これから向かっていく場所の風景を眺めたいと思いました。

私たちはときどき、人生についてもこのように感じることがあるかもしれません。つまり、前が見たいと思うのです。このことやあのことは、この先どうなるのだろう。神は私たちの祈りに、どう応えてくださるのだろうと思います。しかし私たちに分かるのは、すでに過ぎ去った事柄ばかりです。もし信仰がないなら、本当にそうです。
 
聖書の中で「信仰の章」と呼ばれているヘブル人への手紙11章には、旧約聖書の時代の人たちは、信仰によってふたつの現実を見ていたと書かれています。ノア、アブラハムそしてサラは、「信仰の人々として死にました。約束のものを手に入れることはありませんでしたが、はるかにそれを見て喜び迎え…」(13節)「さらにすぐれた…天の故郷」を待ち望みました(16節)。また、モーセは信仰によって「目に見えない方」(27節)、すなわちキリストを見たと語っています。

 
イエスを信じる者たちは、今日の苦しみの結末は分からないという一方で、信仰によって前にあるもの、つまり、向かっている場所を見ることができます。私たちには天国の家があります。そこでイエスと永遠に住むのです。 (Anne Cetas)

天の約束は私たちの永遠の希望だ。