1年で聖書を!
◆ イザヤ書3-4
◆ ガラテヤ6
聖書のみことば ローマ12:3-13

 
つぶやかないで、互いに親切にもてなし合いなさい。―Ⅰペテロ4:9


新約聖書の中では、もてなしがクリスチャンの品質保証になっているようです。それは教会リーダーの資質として挙げられ(Ⅰテモ3:2、テト1:8)、愛を示す方法としてすべてのクリスチャンに強く勧められています(ロマ12:13、Ⅰペテ4:9)。しかし聖書のもてなしは、単に友人を家に招いて接待するということ以上に、深い意味を持っています。

「もてなし」のギリシャ語の意味は「見知らぬ人を愛する」です。パウロが「聖徒の入用に協力し、旅人をもてなしなさい」(ロマ12:13)というとき、それは、自分から困っている人々のところに行き、彼らと人間関係を築きなさいという呼びかけなのです。
 

作家ヘンリ・ナーウェンは、この呼びかけを人生で出会う人々に手を差し伸べることに関連づけています。自分の国や文化、友だち、家族、そして、神からさえも疎外された人々に手を差し伸べるのです。ナーウェンは、次のように書いています。「だから、もてなしは基本的には、見知らぬ人も、敵ではなく友として入ってこられる、自由な空間を創ることだ。もてなしは相手を変えることではない。むしろ、変化が起こる空間をその人たちに提供することだ。」

自分の家に住んでいても、大学の寮にいても、あるいは軍隊の兵舎や刑務所にいたとしても、相手に対する愛を表し、キリストに対する愛を示すことによって、「もてなし」をすることができます。もてなしとは、困っている人のための場を作ることです。 (David McCasland)

もてなしは孤独な心の空洞を埋める。