1年で聖書を!
◆ イザヤ書32-33
◆ コロサイ1

 
主よ。あなたの道を私に教えてください。私はあなたの真理のうちを歩みます。 ―詩篇86:11


弓道の名人を自負する人がいました。ところが、この人の射た矢が百発百中だったのは、納屋の壁に矢を射た後で、突き刺さった矢の周りに的を描いたからです。私たちも注意を怠ると、この人のようになりかねません。
 

自分の直感や気持ちにそって行動し、その行いが的を射ていると考えるのは簡単です。現実には、その「的中」が全く的はずれであるにもかかわらずです。箴言14章12節は「人の目にはまっすぐに見える道がある。その道の終わりは死の道である」と述べています。

時には仕返しをしようとしたり、お金や贅沢品を貯め込んだり、快楽を追求したり、怒鳴られたら怒鳴り返すのが正しい、と感じるかもしれません。けれども、神の計りは、私たちのものとは異なります。神にとって「的中」とは、自分を傷つけた人を赦すことであり、貧しい人に惜しみなく与えることです。自分よりも神を喜ばせる生き方、片方の頬をぶたれたなら、もう一方を差し出すことです。私たちは「主よ。あなたの道を私に教えてください。私はあなたの真理のうちを歩みます」(詩86:11)と祈らなければなりません。その上で自分の言うこと、することのすべてで、神の道に従うことを目指さなければなりません。

正しい的を射るためには、助けが必要です。ありがたいことに、標的は神が筆ではっきりと書いてくださっています。それは聖書のみことばの真理です。私たちがこれに標的を定めて生きるなら、神のなさることは、その的の真ん中を必ず射抜くと分かるでしょう。(Joe Stowell)

神に従った生き方が、私たちの生活の目標だ。