1年で聖書を!
◆ イザヤ書47-49
◆ Ⅰテサロニケ4
聖書のみことば エレミヤ書23:16,30-40

 
恥ずべき隠された事を捨て、悪巧みに歩まず、神のことばを曲げず、 ―Ⅱコリント4:2


文章を書くとき、よく分かるようにと最善の努力をしたにもかかわらず、正しく理解してもらえないことがあります。自分の力不足にがっかりしますが、努力を続けるしかありません。しかし時には、文脈を無視して解釈したり、意図したことと全く異なる意味を読み込んだりする読者がいます。これには、もどかしい思いです。いったん出版されたなら、それが読み手にどう用いられるか、作家が管理することはできないからです。
 
このことを考えると、主のことばを悪用するのは、非常に罪深い行為に違いありません。エレミヤの時代、預言者たちはこの罪を犯していました。彼らは、それがみこころと異なっていても、自分たちの都合の良いことを神のことばだと伝えていました。それで、主はご自分の民におっしゃいました。「あなたがたに預言する預言者たちのことばを聞くな。…主の口からではなく、自分の心の幻を語っている」(エレ23:16)。そして、ご自分のみことばを曲げる者を忘れ去り、御前から捨て去ると警告されました(36、39節)。
 

これとは対照的に、使徒パウロは「神のことばを曲げず、真理を明らかにし…」(Ⅱコリ4:2)と強調しています。パウロは神のみことばではなく、自分の考え方を教えることの危険性を知っていたのです。私たちは自分の目的を達するためではなく、神の目的のために、神のみことばを使わなければなりません。
(Julie Ackerman Link)

自分を聖書に合わせるべきであって、自分に合うように聖書を変えてはならない。