1年で聖書を!
◆ イザヤ書56-58
◆ Ⅱテサロニケ2
聖書のみことば イザヤ書58:6-12

 
飢えた者に心を配り、悩む者の願いを満足させるなら、あなたの光は、やみの中に輝き上り、―イザヤ書58:10


イギリスが第一次世界大戦に参戦した1912年の8月、オズワルド・チェンバーズ牧師は40歳で、妻と1歳の娘がいました。間もなくして、毎日3万人の男たちが新たに軍隊に入隊し、国民は、自家用車や自分の農耕馬を政府に売るように言われました。日刊紙には、戦死者や負傷兵の名前が載り始めました。英国は経済危機に直面していました。

戦争に突入してひと月が経ったとき、チェンバーズはクリスチャンが直面している霊的な危険について語りました。「戦争と荒廃、そして、悲しみや痛みが、世界を覆っています。現在のこの苦難の中で、私たちは自分の世界に閉じこもってしまわないように気をつけなければなりません。私たちはとりなしの祈りをし、人を温かくもてなし、助けの手を差し伸べなくてはなりません。私たちには、神と人から求められていることがあります。そこから目をそむけてはならないのです。」
 

神の、ご自分の民への呼びかけは次のことです。「飢えた者に心を配り、悩む者の願いを満足させるなら、あなたの光は、やみの中に輝き上り、あなたの暗やみは、真昼のようになる」(イザ58:10)。これは、どの時代にも当てはまる真理です。
 
私たちは、恐れが生じると自分にある物を離すまいとしますが、神を信じる信仰は、私たちの心と手を外に向けて広げます。自分のためにため込むのではなく、人を助けるとき、私たちは神の光のうちを歩んでいます。 (David McCasland)

キリストの愛が私たちの中で成長するなら、それは溢れ出る。