この律法の書を、あなたの口から離さず、昼も夜もそれを口ずさまなければならない。……そうすれば、……栄えることができるからである。―ヨシュア記1：8

私が手料理、特に新しいレシピに挑戦したとき、家族のリアクションはたいてい「イマイチ」というものです。ところが最近、マカロニとチーズを使った新メニューが大好評でした。すぐに材料と調理法を書き留めて保存しておくことにしました。この「指示書」がないと、再度同じものを作ろうとしても必ず失敗するからです。

神の指示書がなかったなら、ヨシュアはイスラエル人を約束の地に導けなかったことでしょう。神の最初の指示は「強くあれ。雄々しくあれ」（ヨシ1：6）でした。次は、いつも律法に思いを巡らすこと、最後は、律法の定めすべてを遵守することでした。神はこの指示に従うかぎり、「栄え」（8節）を約束しようと言われました。
　

神の「成功の指示書」は私たちにも有効ですが、神にとっての「成功」とは、金銭や人気、あるいは健康でさえもないのです。「栄えることができる」と訳された言葉は、ヘブル語では「賢明に行動できる」という意味です。神はヨシュアに賢明に歩むようにと指示されました。私たちに対しても「賢くない人のようにではなく、賢い人のように歩んでいるかどうか、よくよく注意し」（エペ5：15）と語られ、全く同じことを望んでおられます。

主にあって強く雄々しくなり、聖書のみことばで心を満たし、神に従っていきましょう。この指示書を手にして進みましょう。そうするなら自分なりの成功に勝る、神の成功を収めることができます。

（Jennifer Benson Schuldt）

神のみことばに従うことが、霊的な成功を収める秘訣だ。