1年で聖書を!
◆ ヨエル書1-3
◆ 黙示録5

 
私自身は絶えずあなたを待ち望み、いよいよ切に、あなたを賛美しましょう。
―詩篇71:14


湖畔でピクニックをしていた家族の話です。さっきまで水辺で遊んでいた5才の息子が、突然深みにはまっておぼれそうになってしまいました。家族の大人は誰も泳げません。子どもは沈んだり浮いたりしながら助けを求めて泣き叫びますが、親たちはパニック状態でおろおろと岸を行ったり来たりするだけです。
 

ちょうどその時、偶然通りかかった人が状況を察知し、湖に飛び込みました。そして、男の子を抱きかかえて岸に上がってきました。少年は怯えていましたが、無傷でした。助かったのです。ところが、少年の母親は苛立って尋ねました。「ジョニーの帽子はどこなの!?」

私たちは、神が人生に与えてくださったすばらしいことに焦点を合わせず、がっかりさせられた些細なことに目を向けて不平を言ったりしがちです。永遠に尽きない神の愛や永遠の救いには見向きもしません。私たちがちょっとしたことで不平を言うとき、実のところは「ジョニーの帽子はどこなの!?」と言っているのです。

パウロは「すべての事について、感謝しなさい」(Ⅰテサ5:18)と書いています。人生に起こるすべての出来事をありがたいとは思えないかもしれません。けれども、すべてに感謝をささげることはできます。失業したり、病気になったりしたとき、感謝するのは難しいでしょう。けれども、神がこの世の人生にくださった良いことに感謝できます。そして、永遠のいのちに感謝できます。

(David Roper)

問題で心を騒がす代わりに、主の恵みを感謝し賛美しよう。