Month: 1月 2011

契約信仰

1年で聖書を!
◆ 創世記31-32
◆ マタイ9:18-38
聖書のみことばローマ8:28-39

 
神を愛する人々、……のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださる―ローマ8:28

神に仕えている人は、暗黙の内に「契約信仰」に生きていることがあります。つまり、神に時間と労力をささげているので、見返りとして、特別な祝福を得る資格があると思うのです。
 

ところが、友人のダグラスは違いました。彼の人生は、色々な意味でヨブのようでした。牧会に失敗し、妻をがんで亡くし、飲酒運転の事故の巻き添えになって自分も息子も怪我をしました。しかし、彼は言います。「神と人生をごっちゃにしてはいけない。」

ものごとの背後で

1年で聖書を!
◆ 創世記29-30
◆ マタイ9:1-17
聖書のみことばマタイ6:1-6,16-18

 
隠れた所で見ておられるあなたの父が、あなたに報いてくださいます。―マタイ6:6

最近、多くの人に感銘を与えてきたクリスチャンの音楽家の葬儀に出席しました。彼女に対する感謝と賛辞が、映像や音楽、生演奏やスピーチによって次々と表されました。人々が教会を去ったのち、私は設備室に立ち寄って、この感動的な追悼式を支えてくれた映像と音響のスタッフに感謝しました。「君たちの貢献に誰も気づいていないね」と言うと、彼らは「そのほうが良いと僕らは思っているのです」と答えました。

なぜ今、行けないのですか

1年で聖書を!
◆ 創世記27-28
◆ マタイ8:18-34
聖書のみことばヨハネ13:33-38

 
ダビデは、その生きていた時代において神のみこころに仕えて後、死んで ―使徒13:36

友人は長年、宣教師としてスリナムで働きました。そして晩年、病気で身体が麻痺しました。「神はなぜ、僕を生きながらえさせるのだろう。主のもとに行きたいのに…」と彼は思いました。
 

「生きているのが辛い」という状況の人がいたとしたら、なぜ、神はこんな状態をつづけられるのか、と思うかもしれません。イエスが御国に戻っていかれるとき、「主よ。なぜ今はあなたについて行くことができないのですか」(ヨハ13:37)とペテロは尋ねました。ペテロのように、今すぐ御国に入れていただけないのはなぜだろう、と思うかもしれません。

召される

1年で聖書を!
◆ 創世記25-26
◆ マタイ8:1-17
聖書のみことば創世記12:1-9

 
主はアブラムに仰せられた。「あなたは、あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい。―創世記12:1

大学時代の友人は、今までに会った人の中で最も頭が良い人です。彼は州立大学で学んでいるときにクリスチャンになり、優等卒業学位を授与され、有名な神学大学院で学びました。そして、故郷の家族や友人から遠く離れた、へき地の小さな教会の招聘に応じて牧会にあたりました。12年が過ぎたとき、彼はその教会には新しいリーダーが必要だと感じて辞表を出しました。大きな教会や、キリスト教系の大学、または神学大学院で教えて欲しいという招聘があったわけではありません。実際、次の仕事はなかったのですが、神が自分を別の方向に導いておられると確信していたので、そこを去るという召しに従いました。

眠らない眼

1年で聖書を!
◆ 創世記23-24
◆ マタイ7

 
苦しみのうちに、私が主に呼ばわると、主は私に答えられた。―詩篇120:1

アラン・ピンカートンは、1800年代中期に活躍したアメリカの探偵です。連続列車強盗事件を解決し、就任式に向かうリンカーン大統領の暗殺計画を阻止したことで、有名になりました。彼はアメリカ合衆国で初の探偵事務所を開きましたが、見開いた目の下に「我々は決して眠らない」と書かれたロゴマークによって、さらなる注目を集めました。

やましいことはない

1年で聖書を!
◆ 創世記20-22
◆ マタイ6:19-34
聖書のみことば Ⅰヨハネ1

 
私はいつも、神の前にも人の前にも責められることのない良心を保つように、と最善を尽くしています。―使徒24:16

フィオナ・キャンベルは、徒歩で世界一周をした初の女性として脚光を浴びましたが、嬉しかったのは一瞬でした。彼女は祝福を受けながら、悩んでいました。罪悪感におしつぶされ、病気になる寸前でした。

本当に素晴しい

1年で聖書を!
◆ 創世記18-19
◆ マタイ6:1-18
聖書のみことば ローマ5:6-11

 
私たちが神の子どもと呼ばれるために、……御父はどんなにすばらしい愛を与えてくださったことでしょう。―Ⅰヨハネ3:1

若い女性のブログにこう書いてあるのを見ました。「私、愛されたいの…そして、彼はめっちゃいい人でなくっちゃ!」
 
誰かに愛され大事にされること。それは、みんなの願いでしょう。そして、相手が「めっちゃいい人」なら、なおさらです。

関わる

1年で聖書を!
◆ 創世記16-17
◆ マタイ5:27-48
聖書のみことば ヨハネ4:7-26

 
しかし、[イエスは]サマリヤを通って行かなければならなかった。―ヨハネ4:4

南フロリダにあるノレーナの家は、1992年に襲来したハリケーン・アンドリューで大破しました。損害保険を使って修理を始めたものの、途中で資金が底をつき、電気の通っていない家を残して業者は去っていきました。ノレーナは15年もの間、延長コードで接続した小さな冷蔵庫といくつかのランプでしのぎました。驚いたことに、隣人たちは彼女の大変な暮らしに気づいていませんでした。ところが、どういう訳か、この話が市長の耳に入ったのです。市長は、援助の手を差し伸べました。市長が電気業者に連絡を入れると、ほんの数時間で電気が使えるようになったのです。

ユダ族のライオン

1年で聖書を!
◆ 創世記13-15
◆ マタイ5:1-26
聖書のみことば イザヤ書31:1-5

 
泣いてはいけない。見なさい。ユダ族から出た獅子、ダビデの根が勝利を得たので、―黙示録5:5

ケニアのマサイ・マラ動物保護区でくつろいでいるライオンは無害に見えました。ごろりと寝転がり、立派なたてがみをくしでとかすかのように、枝に顔をこすりつけていました。小川の水をゆったりと飲んだり、雑木の茂る乾燥した大地を、時間などおかまいなしという様子でのしのしと歩いたりしていました。牙を見せたのは、あくびをしたときだけでした。