悔い改めなさい。天の御国が近づいたから。……それなら、悔い改めにふさわしい実を結びなさい。―マタイ3：2,8

いくつかの研究によると、心臓のバイパス手術を受けた患者でさえ、「生活習慣を変えないと死にますよ」と告知されても、約90%の人はそのままの生活を続けるそうです。大抵の場合は、手術をしてから2年たっても生活習慣は変わっていないそうです。まるで、変化よりは死を選ぶ、と言っているかのようです。

肉体が死なないために生活習慣を変えなさい、と医者が患者に説くように、霊的に変わりなさい、と説くために、バプテスマのヨハネはやって来ました。彼は言いました。「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから」（マタ3：2）。彼は、救い主イエスのために道を備えていました。救い主は、神の支配を現す究極の形です。

悔い改めとは、神に対する考えと態度を改めることで、ひいては、その人の言動や選択が変化していきます。自ら悔い改め、キリストの十字架の死を通して実現した罪の赦しを受け取る人は、霊的な死を迎えることはありません（ヨハ3：16）。悔い改めとは、敬虔な悲しみを伴って自らの罪を告白し、その罪を捨て去ることです。バプテスマのヨハネは、今までの生き方を捨て、神に誉れを与える生き方をしよう、と人々に呼びかけていました。

今日も、主は私たちに悔い改めるように、そして「悔い改めにふさわしい実を結」ぶようにと呼びかけておられます（マタ3：8）。

（Marvin Williams）

悔い改めとは、罪を憎んで離れることだ。