1年で聖書を!
◆ ヨシュア記16-18
◆ ルカ2:1-24
聖書のみことば ルカ12:22-31

 
小さな群れよ。恐れることはない。あなたがたの父は、喜んであなたがたに御国をお与えになるからです。―ルカ12:32


聖書の中で、イエスは何よりもお金の話をよくされました。ルカの福音書12章には、イエスの姿勢が要約されています。イエスは財産を持つことをとがめられませんが、将来の保証を金品に託すことを戒められているのです。人生最大の問題は、お金では解決できません。

イエスは、お金の色々な面について話されましたが、その問いは、ある一点に集中していました。それは、「金はあなたに何をするか」という問いです。お金は、人の人生を支配しようとします。またお金は、私たちの注意を神からそらします。イエスは、お金の力から自由になりなさい、たとえ財産を失うことになってもそうしなさいと、私たちにチャレンジしておられます。
 

イエスは、神の御国にある宝を求めるように促しました。御国の宝は、この世の人生だけでなく後の人生にも有益だからです。イエスは、神が必要を満たしてくださるので「心配したりするのはやめなさい」(22節)と言われます。この教えを強調するために、旧約聖書に登場する最も裕福なソロモン王を引き合いにして、神は、栄華を窮めた王よりすばらしく、ゆりの花を装われると言われました。ですから、心配はやめて(27-29節)、「神の国を求めなさい。そうすれば、これらの物は、それに加えて与えられます」と言われました(31節)。

お金や持ち物の心配をして日々を送るより、全世界の世話を惜しみなくされる神を信頼するほうが、よっぽど良いではありませんか。

(Philip Yancey)

自分が永遠に持ち続けられるものが何であるかが、富んでいるか否かの基準となる。