1年で聖書を!
◆ 士師記7-8
◆ ルカ5:1-16
聖書のみことば 士師記7:24-8:3

 
柔らかな答えは憤りを静める。―箴言15:1


アメリカの有名な俳優であり、映画の象徴的存在であるジョン・ウェインは、「静かにゆっくり話せ。しゃべりすぎるな」と語ったものでした。私にとって彼のアドバイスは、簡単に従えるものではありません。私は早口ですし、いつも物静かに言葉数少なく話すわけではないからです。しかし、自分の口をコントロールするという考え方は、怒りに対処するときには有益です。聖書は「語るにはおそく」(ヤコ1:19)なければならないと教えていますし、「柔らかな答えは憤りを静める」(箴15:1)とも述べています。

ギデオンはイスラエルの同胞に非難されたとき、穏やかな受け答えをしました(士8章)。ギデオンの軍隊がミデヤン人を打ち負かした直後、エフライム人はギデオンを厳しく批判しました(1節)。この人たちは、大きな戦を逃したので、腹を立てていました。それに対して、ギデオンの受け答えは荒々しいものではありませんでした。むしろ、彼らがミデヤン人の首長を捕らえ、殺したことを持ち出して、「あなたがたに比べたら、私に何ができたのでしょう」と彼らの戦勝をたたえました。すると「彼らの怒りは和らいだ」のです(3節)。

神に助けていただいて言葉を制することにより、感情的に緊迫した状況を和らげることができます。

怒っている人たちに対して、穏やかに、言葉を選んで注意深く応答すれば、神の栄光のために、むしろ結束が強まるかもしれません。

(Jennifer Benson Schuldt)

あなたの言葉が人を傷つける前に、それを制しなさい。