1年で聖書を!
◆ Ⅰ列王記6-7
◆ ルカ20:27-47
◆ Ⅰ列王記6-7
◆ ルカ20:27-47
聖書のみことばヨブ記38:1-11,31-33
あなたは天の法令を知っているか。地にその法則を立てることができるか。―ヨブ記38:33
ヨブのように人生の悲劇を体験し、大胆にも神に疑問を投げかけたことは、誰にでもあるでしょう。そんな私たちにとって、ヨブ記の38章は色々と考えさせられます。嵐の中から「知識もなく言い分を述べて、摂理を暗くするこの者はだれか。さあ、あなたは勇士のように腰に帯を締めよ。わたしはあなたに尋ねる。わたしに示せ」(1-3節)という神の御声を聴いたとき、ヨブはどのように感じたでしょう。ドキッとして、息を呑んだことでしょう。自分を蟻のように小さく感じたに違いありません。
神の質問は4節以降に示されています。これは思いがけない質問でしたが、強力なパワーがありました。神はヨブの「なぜ」という質問には答えられませんでした。神はヨブに神の創造の偉大な力に注視しなさい、あらゆることを制御する力と知恵を観察しなさい、と命じておられるようでした。「このことだけでも、神を信頼する十分な根拠ではないだろうか」と、ヨブが自分自身に問いかけるべきだったのです。
神の畏怖すべき力の一例として、神は空を指さし、ふたつの荘厳な被造物を見なさい、と命じられました。それは、すばる座とオリオン座です(31節)。神は、ご自分の大きさと人間のちっぽけさを強調するために、神には人の理解を超えた力があることを実証する、ふたつの星座を指し示されました。
神こそ、私たちが信頼できるお方です。もし神が星を掌中に収められるのなら、私たちの面倒を見ることもおできになります。
宇宙の星を掌中に収めておられる神は、その御手で御民を守ってくださる。