1年で聖書を!
◆ Ⅰ列王記10-11
◆ ルカ21:20-38
聖書のみことば Ⅰ列王記10:23-11:4

 
主の栄光が主の宮に満ちたからである。―Ⅰ列王記8:11


毎年5月が巡ってくると、うれしくて時計を止めたくなります。弱々しい新芽が、硬い土や冷たい枝に押しとどめられることなく芽吹いて、「死」が打ち破られていくのを見るからです。私の住むミシガン州に春がやってきました。たった半月の間に冬枯れの風景が、香りと彩り豊かな花に飾られた木立に生まれ変わります。春の景色や音、そして香りに飽きることはありません。時間が止まってほしいとさえ思います。

また5月には、私の聖書通読スケジュールが第一列王記になります。10章まで来ると、物語がここで止まって欲しいと思います。イスラエル王国は繁栄していました。ソロモンは王となり、神のためのすばらしい住まいを築き、主は栄光とともに住まわれました(8:11)。イスラエル人はようやく、神の御前で正しく歩む王のもとでひとつとなり、人々は平和に暮らしました。私はハッピーエンドが好きなのです。
 
しかし、イスラエルの話はここで終わりません。「ソロモン王は…多くの外国の女…を愛し」(11:1)、「その妻たちが彼の心をほかの神々のほうへ向けた」(4節)のです。

季節が移り変わり、時が過ぎ去るように、私たちの人生も巡っていきます。誕生と死、成功と失敗、罪と告白。幸せなときに時間を止めたいと思っても、私たちにそんな力はありません。一方、どんな悪いときがやって来ても、そのときは必ず終わると神は言われます(黙21:4)。私たちは、この約束の内に安らぐことができます。

(Julie Ackerman Link)

時が良くても悪くても、神は決して変わることはない。