1年で聖書を!
◆ Ⅱ列王記1-3
◆ ルカ24:1-35
聖書のみことば マタイ18:21-35

 
私がおまえをあわれんでやったように、おまえも仲間をあわれんでやるべきではないか。―マタイ18:33


アメリカ合衆国では、1865年に南北戦争が終結しました。この戦争で50万人以上の兵士が犠牲になり、経済は壊滅的な打撃を受けました。そして国民は未だ、政治的に分裂したままでした。母の日を祝う慣習は、この苦難の時期に、平和と和解のために尽力したふたりの女性によって広がりました。1870年、ジュリア・ウォード・ハウは、女性が団結してあらゆる戦争に反対する「国際母の日」を提唱しました。数年後、アンナ・リーヴズ・ジャービスは、戦争によって疎遠になった家族や隣人を再びひとつにするために、年に一度、「母によるフレンドシップの日」を始めました。家族や友人の関係にひびが入り、互いに赦し合うことができないなら、そこには常に大きな苦しみが伴います。

イエス・キリストの福音は、神と人との間に、また、人と人の間に、平和と和解の約束をもたらします。ペテロは、兄弟が罪を犯した場合、何度まで赦せばよいですかとイエスに尋ねました(マタ18:21)。主イエスは「七度を七十倍するまで」(22節)とお答えになり、皆は驚きました。それから、忘れられない話をなさいました。主人にあわれんでもらって借金が棒引きになったにもかかわらず、自分に借金のある同僚には、あわれみをかけなかったしもべの話です(23-35節)。神は私たちを豊かに赦してくださいました。ですから、私たちも人を赦さなければなりません。

神の愛と御力によるならば、人を赦すことは必ずできるはずです。

(David MaCasland)

赦しはキリスト教信仰の実践だ。