1年で聖書を!
◆ Ⅱ列王記10-12
◆ ヨハネ1:29-51
聖書のみことば ヨハネ1:35-46

 
来なさい。そうすればわかります。―ヨハネ1:39


大型スーパーの店員は通常、「電球はどこにありますか?」などと商品を探している客に、口頭の説明ではなく、「どうぞ、こちらです」と案内するように指導されています。質問のある人に対して、このように丁寧に、また、一緒に行って案内するという姿勢は、福音宣教にも応用できるのではないでしょうか。人をキリストに導くとはどういうことか、そのコンセプトを広げることができるかもしれません。 

ヨハネの福音書1章には、「来て見なさい」という言葉が2度出てきます。バプテスマのヨハネのふたりの弟子は、「今どこにお泊まりですか」とイエスに尋ねました。するとイエスは、「来なさい。そうすればわかります」と答えられました(38-39節)。アンデレは、イエスと過ごした後、兄弟シモン・ペテロを見つけてイエスのもとへ連れて行きました(40-41節)。ピリポはナタナエルにメシヤを見つけたと告げたのに、信じてもらえませんでした。そこで、言いました。「来て、そして、見なさい」(46節)。

救いについて語るのは、確かに伝道でしょう。しかし、実際的な助けが必要な人や、霊肉ともに健全であることを求める人とともに歩むことが、加えて必要な場合もあります。相手の健全な霊性を純粋に心配すること、相手のために祈ること、そして、相手の生活に関わっていくことは、口で言わなくても「来て、見てください。こちらです。私が主のもとにご案内します」と語っていることになるのです。

(David McCasland)

思いやりや親切が、言葉だけによる伝道以上に多くの人をキリストへ導いた。