1年で聖書を!
◆ Ⅱ列王記7-9
◆ ヨハネ1:1-28
聖書のみことば ヨハネ1:9-14

 
ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。―ヨハネ1:14


私の両親は、母の晩年のときにも、強い愛の絆とキリストを信じる信仰で結ばれていました。そのとき母は認知症を患っていて、家族を識別することさえできなくなっていました。しかし父は、母の入所している介護施設を定期的に訪れて、衰えていく母を受け入れ、支えていました。

例えば、父は、お菓子の包み紙をはがして、母の口に入れてあげるのです。(母はもう、それを自分ではできません。)母が、ゆっくりとお菓子を噛んでいるとき、父は母の隣に静かに座って、母の手を握っています。そして、帰るときになると父はにっこり笑い、目を輝かせて言うのです。「母さんと一緒にいると、ほんとうに平安で幸せなんだ。」
 
私は、父が母の介護に大きな喜びを感じていることに感動しましたが、それ以上に心を打たれたのは、父の姿に神の恩寵を見たことです。イエスは、弱い私たちとひとつになるために、自らへりくだってくださいました。キリストが人となってくださったことを思い巡らし、ヨハネは「ことばは人となって、私たちの間に住まわれた」(ヨハネ1:14)と記しました。イエスは人間の限界を体験されたので、弱い私たちを受け入れてくださり、数え切れないあわれみのわざを成されました。

今日、イエスの受容的で献身的な愛が、あなたを通して与えられるならば、そこから益を受ける人がいます。それは誰ですか。

(Dennis Fisher)

祝福を運ぶために、イエスの愛をあふれさせよう。