1年で聖書を!
◆ Ⅱ列王記13-14
◆ ヨハネ2
聖書のみことば Ⅰコリント13

 
[愛は]すべてをかまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。―Ⅰコリント13:7


トーマス・インマン医師は1860年、効き目が確かでないなら、その薬は処方しないほうがよいと提言しました。つまり、患者は医師の疑念によって益を受けるべきだと言ったのです。このときに使われた英語のフレーズ(benefit of our doubts)は「疑わしきは罰せず」という刑事訴訟の原則を表すためにも用いられています。裁判官もしくは裁判員が、被告の犯罪事実の存否について確信に達しない場合は、無罪判決を言い渡さなければならないというものです。

クリスチャンは、この医学、かつ法律用語から学び、自分たちの人間関係にまつわる状況に適用すべきです。さらには、聖書から「疑わしきは罰せず」という姿勢を学ぶべきです。コリント人への手紙第一13章7節には、「すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます」と書かれています。レオン・モリスはティンデル新約聖書解説書の中で、「すべてを信じるとは…愛が何でもすぐ真に受けるというような意味ではない。最悪を思わない、という意味である(最悪を思うのは、世間のやり方)。愛は信仰を保ち続ける。愛は…だまされず、人をいつでも善意に解釈するようにしているのである。」

ある人について好ましくないことを聞いたり、その人たちの行いの動機に釈然としなかったりするときがあります。そんなとき、彼らはダメだとか悪いとか言って切り捨てないようにしましょう。「疑わしきは罰せず」という姿勢を保ちましょう。

(Anne Cetas)

愛は「疑わしきは罰せず」という姿勢を貫く。