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◆ エステル記1-2
◆ 使徒5:1-21
その恵みは私たちに大きく、―詩篇117:2

アブラハム・リンカーンのゲティスバーグでの演説は300語にもなりません。つまるところ、名演説に多くのことばは必要ないということでしょう。

私は詩篇117篇が大好きですが、その理由のひとつは、この簡潔さです。この詩篇の作者は、言いたいことをたった17個のヘブル語の単語(英語に訳しても30語、日本語では61文字)で表現しました。「すべての国々よ。主をほめたたえよ。すべての民よ。主をほめ歌え。その恵みは私たちに大きく、主のまことはとこしえに。ハレルヤ。」
 

彼の言ったことは、まさに良い知らせです。この賛歌は世界の国民へのメッセージです。神の「恵みは私たちに大きく、主のまことはとこしえに」(2節)と伝えています。

神が愛してくださるとは、どういう意味でしょう。神は、私たちを生まれる前から愛してくださいました。また、死んだ後も愛してくださいます。主イエスの内にある神の愛から、私たちを引き離せるものは、何もありません(ロマ8:39)。主の御心は、たゆむことなく、尽きることなく愛を溢れさせる泉です。

私は、神を短い言葉で賛美しているこの詩篇を読むと、これ以上の人生の応援歌はないと思います。この賛美は、神の慈しみ深さを本当に思い出させてくれるからです。主を賛美しましょう。

(David Roper)

神に関する知識が、喜びの賛美につながっていく。