1年で聖書を!
◆ エステル記9-10
◆ 使徒7:1-21
聖書のみことば ルカ14:7-14

今しんがりの者があとで先頭になり、いま先頭の者がしんがりになるのです。 ―ルカ13:30

イエスが立てようとされた王国の価値観は、世間のものとはまったく違っていました。 パリサイ人や律法学者たちは、スポットライトを浴びたり、多くの人からちやほやされたりすることが大好きでした。今の人たちも、私たちの多くも、同じようなものでしょう。

イエスはルカの福音書14章で、そのようなことをしてはいけないと、従ってきた人たちにたとえ話を用いて教えられました。そのたとえ話とは、結婚式で上座を好んで座る人たちのことです(7-8節)。そんな人は、分相応の席につくようにと家の主人から満座の中で言われるので、ひどく恥をかくだろう、と言われました(9節)。またイエスは、そのような宴会の席に、どういう人たちを招くべきかを教えられました。「昼食や夕食のふるまいをするなら、友人、兄弟、親族、近所の金持ちなどを呼んではいけません…むしろ、貧しい者、からだの不自由な者、足のなえた者、盲人たちを招きなさい。その人たちはお返しができないので、あなたは幸いです」と言われたのです(12-14節)。
 

教会の中や近所の付き合いで、「エリート」と目されるグループに入れなくて失望していますか。上のランクにいるか、せめては、上に向かっていると言いたいのに、下から2番目ぐらいで立ち往生していますか。イエスのことばに耳を傾けてください。「だれでも自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされる」です(11節)。この世とはさかさまです。これが神の王国のあり方なのです。

(Dave Egner)

キリストの御国では、常に謙遜な人がプライドの高い人に勝る。