1年で聖書を!
◆ 詩篇94-96
◆ ローマ15:14-33
◆ 詩篇94-96
◆ ローマ15:14-33
聖書のみことば マルコ6:30-44
[イエスは]彼らに答えて言われた。「あなたがたで、あの人たちに何か食べる物を上げなさい。」―マルコ6:37
イエスは「あなたがたで、あの人たちに何か食べる物を上げなさい」(マコ6:37)と言われましたが、この言葉は聞き逃しがちです。多くの群集がイエスの話を聞きに集まっていました。夕刻が近づくと弟子たちは神経質になり、人々を解散させるようにとイエスをせかし始めました(37節)。イエスが冒頭のように言われたのは、そのときでした。
ヨハネの福音書6章6節には、弟子たちを試そうとしてこう言われたと書かれています。では、試されたのは、イエスは奇跡を起こすことができると弟子たちが信じているかどうかでしょうか。いいえ。むしろ、群集の世話をしようと、自分たちが動くかどうかではないでしょうか。イエスはそれを望んでおられたと思います。イエスと共に、そしてイエスのために働くのです。イエスは弟子たちが持ってきた5つのパンと2匹の魚を祝福し、5千人に十分な食事を与えるという奇跡を起こされました(38-44節)。
イエスは、私たちにも同じように言われます。自分の周りの人に何らかの必要が生じたとき、私たちはその人のために祈ります。すると、イエスは「あなたが何かをしなさい」と言われますが、私たちは「私には、余分な時間もお金もエネルギーもありません」と反論します。もちろん、これは間違いです。「あなたがしなさい」と言われるとき、イエスは既に、私たちをどのように用いて、ご自身の働きを成されるのか分かっておられます。
私たちに必要なものは、信仰と指針、つまり、私たちを神の器として用いたいという神の心を受け止めることです。そうすれば、働きに必要なものは与えられます。
神が「しなさい」と言われるとき、使命を果たすために必要なものは既に準備されている。
トピック:
奉仕