1年で聖書を!
◆ 詩篇116-118
◆ Ⅰコリント7:1-19
聖書のみことば ルカ12:22-34
 
だから、わたしはあなたがたに言います。いのちのことで……心配したりするのはやめなさい。―ルカ12:22

昔のテレビ番組の中で、あるベテラン警部補は、街にパトロールに出かける若い警官たちにいつも声をかけていました。「気をつけて行けよ!」と言うのです。これは良いアドバイスであり、愛情のこもった警告です。彼はパトロール中に起こり得ることを知っているのです。

イエスも弟子たちに気をつけるように警告されましたが、それはもっと厳しい言葉でした。ルカ11章は、「律法学者、パリサイ人たちのイエスに対する激しい敵対と、いろいろのことについてのしつこい質問攻めとが始まった」(53節)と不穏な空気を漂わせて終わっています。この話の続きは、イエスが弟子たちに愛情を込めて「気をつけなさい」(12:1)と指示され、同時に「恐れてはいけない」(4-7、22節)と言われたことです。
 

弟子たちが世の中へ出て行くときに、イエスは、彼らを守り、保護し、心にかけてくださると約束してくださいました。神は鳥やユリのような小さなものすら心にかけてくださるのですから、神を信じる者たちの「小さな群れ」にも必ず良くしてくださいます。イエスはそう請け合ってくださいました(24-32節)。

私たちには、将来のことなどわかりません。けれども、このことだけはわかっています。つまり、どのようなことが起ころうとも、偉大なる羊飼い、神の御子イエスが慈しみ深いまなざしを注ぎ、私たちを守ってくださるということです。

(Dave Egner)

花や鳥の心配をされるイエスは、必ず私たちにも心を配ってくださる。