1年で聖書を!
◆ 詩篇119:1-88
◆ Ⅰコリント7:20-40
聖書のみことば Ⅱコリント11:22-12:10
 
むちで打たれたことが三度、……難船したことが三度あり、……難に会い、労し苦しみ、……飢え渇き、―Ⅱコリント11:25-27

あるテレビ番組が、世界でもっとも危険な空港を取り上げていました。そのひとつは、既に閉鎖されている香港の啓徳空港です。私も行ったことがありますが、確かに乗客にとってはスリル満点、そしてパイロットにとっては技量を試される空港と言えます。一方の着陸路を取るなら、飛行機は摩天楼の上空を通過し、滑走路に降りるや、海に突っ込む前に機体を停止させなければなりません。また別方向から着陸するときは、飛行機が山中に突っ込んで行くように感じられるのです。

ところが、啓徳空港に乗客を運んでいたパイロットが、「あのフライトが無くなって淋しい」と言っていました。驚く反面、彼の言いたいことも分かります。彼はパイロットとしての技量が試される、あの挑戦を喜んでいたのです。自分の能力に対する自信、そして、航路を導いてくれる管制官との信頼関係もあったでしょう。
 

私たちは、挑戦することから逃げてしまいがちです。しかし、聖書の中で出会う人々は、果敢に挑戦しています。パウロのことを考えてみてください。神が助けてくださることを確信しつつ、彼は真っ向から困難に立ち向かい、それを克服していきました。

パウロにも、私たちにも、キリストの約束があります。それは、「わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現れるからである」(Ⅱコリ12:9)です。私たちはパウロの模範にならって神の守りを信じ、どんな試練に対しても「かかって来い!」ということができます。

(Dave Branon)

もし、あなたを岩場に遣わされるなら、神は頑丈な靴を与えてくださる。