Month: 8月 2011

人生の道について考える

1年で聖書を!
◆ 詩篇110-112
◆ Ⅰコリント5
聖書のみことば 箴言4:14-27
 
力の限り、見張って、あなたの心を見守れ。……あなたの足の道筋に心を配り、―箴言4:23,26

カール・ラーベダーという47歳のオーストリア人の男性は、4億円相当の全財産を寄付しました。大金を稼いでは使う派手な生活によって、自分は本当の幸せから遠ざかっていると感じたからです。彼は、ロンドンのデイリー・テレグラム紙に対してこう言いました。「私は、欲しくも必要でもないもののために、奴隷のように働いていると感じました。人生で最大のショックは、この『五つ星』生活が、温かみのないひどい虚構だと気づいたことです。」彼は、中南米の人々を助ける慈善団体を設立し、その基金として財産を寄付しました。

聖徒たち

1年で聖書を!
◆ 詩篇107-109
◆ Ⅰコリント4
聖書のみことば コロサイ1:1-2
 
コロサイにいる聖徒たちで、キリストにある忠実な兄弟たちへ。―コロサイ1:2

自分のことを「聖徒」という人はあまりいないでしょうが、新約聖書の中で、使徒パウロはクリスチャンのことをそう呼んでいます(エペ1:1、コロ1:2)。この人たちは完璧だったので「聖徒」と呼ばれたのでしょうか。いいえ、彼らも人間ですから罪人です。では、パウロはどういうつもりだったのでしょう。

つまずきの棚卸し

1年で聖書を!
◆ 詩篇105-106
◆ Ⅰコリント3
聖書のみことば Ⅱコリント6:3-10
 
私たちは、もはや互いにさばき合うことのないようにしましょう。いや、それ以上に、兄弟にとって妨げになるもの、つまずきになるものを置かないように決心しなさい。―ローマ14:13

あら探しは絶好の暇つぶしで、不幸なことに、多くの人はその楽しさを手軽に味わっています。他人の欠点を探すことに熱中するのは、自尊心を満たすのに好都合ですが、これは問題です。しかし、それ以上の問題があります。それは、自分の正すべき欠点を見逃すことです。それは、霊的な成長を阻害するだけではなく、私たちを通して働く神の御業を妨げます。神の御力が、私たちを通して有効に機能するかしないか、それを決めるのは私たちの生き方なのです。

人間カメラ

1年で聖書を!
◆ 詩篇103-104
◆ Ⅰコリント2
聖書のみことば Ⅰヨハネ1:1-5
 
聖霊は、……わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます。―ヨハネ14:26

スティーブン・ウィルトシャーは「人間カメラ」と呼ばれています。彼には、見るものすべてを細部に至るまで思い出して絵に描くという、非凡な才能があるからです。例えば、ローマの上空を飛行した後、白紙に中心街を書くように言われると、驚いたことに、曲がりくねった道、建物、窓、その他の細々したことを、記憶だけをたどって正確に描いたのです。

信頼できる約束

1年で聖書を!
◆ 詩篇100-102
◆ Ⅰコリント1
聖書のみことば Ⅱ歴代誌6:1-11
 
神の約束はことごとく、この方[キリスト]において「しかり」となりました。それで私たちは、この方によって「アーメン」と言い、神に栄光を帰するのです。―Ⅱコリント1:20

世界規模の金融危機の後、アメリカ政府は銀行による手数料や利子の不当請求から国民を守るために、より厳しい法律を施行しました。これに従うために銀行は、一部の方針を変更したということで、私の取引銀行は、それを通知する文書を送ってきました。しかし、疑念は解消されるどころか増しました。そこには「可能性があります」とか「当行の自由裁量権によって」という文言が並び、何も信頼できないということがはっきりしたからです。

真夜中の友

1年で聖書を!
◆ 詩篇97-99
◆ ローマ16
聖書のみことば Ⅰサムエル記20:30-42
 
ヨナタンの心はダビデの心に結びついた。ヨナタンは、自分と同じほどにダビデを愛した。―Ⅰサムエル記18:1

夜中に助けが必要なとき、電話をかけられる友人がいますか。レイ・プリッチャード牧師は、このような人を『午前2時の友』と呼んでいます。緊急事態が起こって電話をすると、その友だちは、ふたつの質問をするでしょう。「今どこにいるの?」「何をして欲しいの?」。