子どもの頃、ピート・マラビッチというバスケットボール選手にあこがれていました。彼は奇術師のように巧みにボールを操って「ピストル・ピート」と呼ばれていました。

困ったことに、私はピートのようになりたいと思いすぎて、自分を持て余しました。どんなに練習しても決してあのようにできない、と気がついたとき、ひどく落ち込みました。あのレベルに達しないならば無意味とばかりに、一時は大学のチームを離れたほどでした。
　

子どもたちは、今でも同じようなことをします。アイドルと同じレベルになれないので、神が創造してくださった自分のあり様に落胆します。

歌手のジョニー・ディアズはこのことに気づき、「モア・ビューティフル・ユー」（もっと美しいあなた）という歌を書きました。その出だしはこうです。「14歳の少女は、雑誌をめくりながら、こんなふうになりたい、と言う。」若い人たちのなかには、人気の芸能人やスポーツ選手のようになりたいと思う人があるでしょう。私が、マラビッチになりたかったのと同じです。けれども、ディアズは歌います。「あなた以上に美しいあなたはいない。嘘を信じないで…あなたは造られた。あなたにしかできないことをするために…。」彼は、神の霊感によって歌った、あの詩人と同じことを言っています。その人は言いました。「あなたは私に、奇しいことをなさって恐ろしいほどです」（詩139：14）。

神は、一人ひとりをこうあって欲しいというふうに造られました。それを信じましょう。決してあなた以上に美しいあなたはいません。

（Dave Branon）

私たちは、神に造られた美しい最高傑作だ。