1年で聖書を!
◆ イザヤ書9-10
◆ エペソ3
聖書のみことば アモス書4:7-13
 
あなたの神に会う備えをせよ。―アモス書4:12

ジョナサン・ワイナーは、「Long for This World」(あと、どれだけ生きられるか)という著書の中で、科学の力で途方もない延命をすることが可能だと述べています。その中核となっているのは、科学の進歩によって人間の寿命が将来、千歳になるという、イギリスの科学者オーブリー・デ・グレイの予測です。デ・グレイ博士は、分子生物学がすでに加齢の治療法を見つけ出したと述べています。

しかし、千年生きられるといって、何が違うのでしょう。死はいずれ訪れます。デ・グレイ博士の予測は、死後の世界という究極の問題を先延ばしにしているに過ぎません。私たちは、死んだらどうなるのでしょう。この質問に彼は答えていません。
 

一方、私たちという存在は、死で終わらないと聖書は説いています。むしろ、そのときはキリストの御前に立って裁きを受けるときだというのです。クリスチャンは各人の行為を裁かれ、キリストを拒絶した人たちは、それに基づいて裁かれます(ヨハ5:25-29、黙20:11-15)。聖書は「人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっている」と教えています(ヘブ9:27)。私たちは皆、罪人ですから、赦しが必要です。そして、キリストの十字架の死が自分の罪の贖いだと信じる人には、その赦しが与えられます(ロマ3:23、6:23)。

神と対面する日が来るという真理は、私たちに正しい見方をさせてくれます。寿命は70歳でも千歳でも「永遠をどこで過ごしますか」という問いに答えなければなりません。「あなたの神に会う備えをせよ」(アモ4:12)という警告に変わりはありません。

(Dennis Fisher)

創造主に会う備えができているのは、キリストを信じる者だけだ。