1年で聖書を!
◆ エゼキエル書1-2
◆ ヘブル11:1-19
聖書のみことば ヘブル5:12-6:2
 
堅い食物はおとなの物であって、経験によって良い物と悪い物とを見分ける感覚を訓練された人たちの物です。―ヘブル5:14

赤ちゃんの離乳食を食べてみたことがありますか。歯ごたえが全然なくて、今ひとつです。けれども、赤ちゃんは歯がないのですから、仕方ありません。肉汁がじわっと口に広がる、美味しいステーキを食べることはできないのです。

悲しいことに、霊の乳児食だけで満足しているクリスチャンがいます。この人たちは、聖書の単純な真理だけを繰り返すことで満足し、福音の基礎編から前に進もうとはしません(ヘブ6:1-2)。彼らは、真理の深い部分を自分の歯でかみしめたり、難解な聖書個所を理解しようと取り組んだりしないので、物事を聖書的に理解できないし、自分が神の目に正しい選択をしたかどうか、確信を持つこともできません。この人たちのクリスチャン歴は長いかも知れませんが、彼らの霊性は育っていません。彼らは赤ちゃんのままなのです。

 子どもは成長すると、堅い食べ物を食べることを学び、それによって力と英気を得ます。堅い霊の食べ物を自ら進んで食べる、という責任は、すべてのクリスチャンにあります。これを実行しないなら、その人の信仰は栄養不足でひ弱になってしまいます。

人の実年齢は外見によって大体わかりますが、人の霊的年齢はどうでしょう。それは、日頃の態度と善悪の識別能力によって明らかです。

あなたの生き方を見れば、聖霊によって物事を判断していることが分かりますか。それとも、あなたはまだ、霊の乳児食を食べていますか。

(C. P. Hia)

聖書のみことばで自分を照らし、聖書のみことばに自分を適合させなさい。