悪いことを奨励するような世の中の風潮に、心を騒がせたことがありますか。不道徳な生き方を信奉するような芸能人がもてはやされたり、正しい生き方を公然と嘲笑（ちょうしょう）する人が各界のリーダーだったりすると、不安になります。しかし、悲観して思い悩んだり、いらいらしたりしないようにしましょう。もっと良い対処の方法があるからです。

ダビデは詩篇37篇で「悪を行う者に対して腹を立てるな。不正を行う者に対してねたみを起こすな」と述べています（１節）。このようにすればよいのです。　
　

私たちが、節操のない暗い世の中で「塩と光」（マタ5：13-14）となり、機会のある度にイエスの光を反映させて罪に対抗するのは、正しいことです。けれども、悪い力の影響を受けて、怒ったり憤ったりしてはいけません（詩37：8）。悪人のさばきは、神に委ねましょう。「彼らは草のようにたちまちしおれ、青草のように枯れる」のですから（2節）。

私たちはダビデの姿勢に倣いましょう。すなわち、主に信頼して善を行い、誠実を養いましょう（3節）。主をおのれの喜びとしましょう（4節）。あなたの道を主にゆだねましょう（5節）。主の前に静まり、耐え忍んで主を待ちましょう（7節）。

社会の嫌な面を、見たり聞いたりすることがあるでしょう。そんなときは、主がすべてを治めておられることを思い出しましょう。そして、主を信頼し、正しいことをしましょう。思い悩んだり、いらいらしたりするのはやめましょう。

（Dave Branon）

悪によって絶望させられないようにしよう。神が最終的にすべてを裁かれるのだから。