1年で聖書を!
◆ ダニエル書5-7
◆ Ⅱヨハネ
聖書のみことば Ⅰコリント11:23-34
 
感謝をささげて後、それを裂き、こう言われました。「これはあなたがたのための、わたしのからだです。
―Ⅰコリント11:24

アメリカ海軍の艦船の乗務員は、真珠湾を出航、また真珠湾に帰還するとき、制服姿で甲板に整列します。海に向かって一定間隔で整列し、不動の姿勢で最敬礼をして、1941年12月7日に死亡した兵士や民間の人たちに思いを馳せるのです。この光景は見る者を感動させ、また、多くの軍人たちは、最も思い出深い経験のひとつだと語っています。

この敬礼は、言葉を超えた絆を感じさせます。陸上で見学する人たちでさえそうなのですから、兵士たちにとってはなおさらでしょう。現代の兵士たちが、当時の兵士たちと感情的に結びつくのです。これは、今日の任務が気高いものであることを確認すると同時に、過去の犠牲をおごそかに尊ぶものです。
 

イエスは聖餐を定められましたが(マタ26:26-29)、私たちの心の絆が、このようになっていくことを目指しておられたに違いありません。聖餐にあずかるとき、私たちは、キリストの犠牲をおごそかに尊びます。それと同時に、イエスとの絆を強めていきます。イエスを思い出すどんな記念も、聖餐に取って代わることはできません。

アメリカ海軍が細心の注意を払って敬礼の儀式を定めたように、聖書は、どのようにしてイエスの犠牲を覚えるべきか教えています(Ⅰコリ11:26-28)。敬意と感謝を表す聖餐式は、現在の奉仕に目的を与えると同時に、過去の行為に栄光と誉れを帰すものです。

(Randy Kilgore)

聖餐式とは、キリストが私たちに残してくださった記念碑だ。