1年で聖書を!
◆ ミカ書6-7
◆ 黙示録13
聖書のみことば コロサイ1:27-2:3
 
このキリストのうちに、知恵と知識との宝がすべて隠されているのです。
―コロサイ2:3

イギリス人のデーブ・クリスプ氏は、イングランド南西部の野原で宝探しをして、ローマ時代の硬貨を発見しました。彼は金属探知機を使って、5万2千枚の銀貨や銅貨の入った大きなつぼを見つけました。これらの貨幣は、紀元3世紀に製造され、その重さは150キログラム以上です。そして、これらの時価はおよそ4億円になるそうです。

クリスプ氏の宝探しの話を聞くと、私たちも一攫千金の夢をかなえられないだろうか、と思うかもしれません。しかし、私たちはクリスチャンなのですから、彼とは別の宝探しをしましょう。私たちが追い求めているものは、金銀ではありません。私たちが集めようと探しているものは、「見識」という貴重な宝です。それを得るのは、「理解をもって豊かな全き確信に達し、神の奥義であるキリストを真に知るようになるためです」(コロ2:2)。それを得るのは、「このキリストのうちに、知恵と知識との宝がすべて隠されている」からです(コロ2:3)。より完全に神を知ることが尊い宝です。この宝は聖書の中に隠されています。詩篇の作者は「私は、大きな獲物を見つけた者のように、あなたのみことばを喜びます」と語りました(詩119:162)。
 
神のみことばを急いで大雑把に読んでばかりいると、みことばの深い見識を見過ごしてしまいます。聖書の真理は、宝探しをする人のように、真剣に細心の注意を払って追い求めなくてはなりません。

聖書に蓄えられた宝を見つけたいと切望していますか。さあ、探しに行きましょう。

(Dennis Fisher)

神のみことばの中の真理という宝は、瞑想によって掘り起こすことができる。