1年で聖書を!
◆ ナホム書1-3
◆ 黙示録14
聖書のみことば ガラテヤ4:1-7
 
神はご自分の御子を遣わし、この方を、女から生まれた者、……これは律法の下にある者を贖い出すためで、―ガラテヤ4:4-5

ニューヨーク市マンハッタンにあるリディーマー長老教会のティム・ケラー牧師は、キリスト教は他の宗教に比べて特異だと言います。彼は、キリスト教の特異性は「追い求める神だ」と言いますが、そのとおりだと思います。神は、人々をご自分に引き寄せるために、人々を追い求めます。一方、他の宗教は、人がそれぞれの神を追いかけます。善行、儀式、修行などによって、人々は、自分の追い求める神に受け入れてもらおうと励むのです。

英国の詩人フランシス・トンプソンは、神が自分をどこまでも追いかけられたことを描いて、この深遠な事実の特性をうまくとらえています。彼は『天の猟犬』と題する詩の中で、神から逃げても、逃げても、「乱れない歩調、ゆっくりとした追跡…あの力強い足がついて来て…」逃げ切れなかった、と書いています。けれども、神が屈することなく強情者を追いかけられたという物語は、トンプソンだけのものではありません。クリスマスのメッセージの核心は、神が私たち一人ひとりを追い求めてくださるという、素晴らしい真理なのです。「神はご自分の御子を遣わし、このお方を、女から生まれた者、また律法の下にある者となさいました。これは律法の下にある者を贖い出すため」だと、使徒パウロも語っています(ガラ4:4-5)。
 
クリスマスの物語だけではありません。アダムとエバが堕落した後も、神は彼らを追い求められました。神は、あなたや私をも追い求めておられます。神が「天の猟犬」でなければ、私たちは一体どうなっていたでしょう。

(Joe Stowell)

あなたを求められる神の思いは、止むことも、絶えることもない。