1年で聖書を!
◆ 民数記28-30
◆ 民数記28-30
聖書のみことば 詩篇55:4-22
ああ、私に鳩のように翼があったなら。そうしたら、飛び去って、休むものを。―詩篇55:6
ダビデは「ああ、私に鳩のように翼があったなら。そうしたら、飛び去って、休むものを」と、ため息をつきました(詩55:6)。私だったら、アイダホのソートゥース山脈に山小屋を建ててこもりたいとか、どこか景色の良い山の頂で一日中過ごしたいと思うでしょう。人生の重荷を背負ったとき、どこかに飛んで行って休みたいと、私も強く願います。
ダビデは自分の状況を率直に書きました。彼は、暴力、迫害、旧友の裏切りが引き起こした争いに取り囲まれていました(55:8-14)。彼は、恐れ、痛み、不安に圧倒されました(4、5節)。飛び去りたいと思うのも当然です。
しかし、逃避は不可能でした。自分の運命から逃げることはできません。彼はただ、神にすべてを委ねました。そして「私が、神に呼ばわると、主は私を救ってくださる。夕、朝、真昼、私は嘆き、うめく。すると、主は私の声を聞いてくださる」と語りました(16-17節)。
成果の乏しい宣教、難しい結婚生活、失業、深い孤独。どんなことでも、神に委ねることができます。罪の重荷を取り去ってくださったお方が、悲しみの重荷をそのままにしておかれるでしょうか。永遠のいのちをくださった神を信じているのですから、今の状況を委ねても良いと思えないはずはないでしょう。聖書は「あなたの重荷を主にゆだねよ。主は、あなたのことを心配してくださる」と語っています(55:22)。
神は私たちを心配してくださる。だから、心配ごとを神に委ねることができる。