1年で聖書を!
◆ 申命記23-25
聖書のみことば ヘブル4:9-16
 
ですから、私たちは、あわれみを受け、また恵みをいただいて、おりにかなった助けを受けるために、大胆に恵みの御座に近づこうではありませんか。―ヘブル4:16

第二次世界大戦中、イギリス諸島はナチス侵攻に抵抗するヨーロッパで最後の前線でした。絶え間ない攻撃にさらされ、崩壊の危機が迫っていましたが、イギリス軍には戦局を打開して勝利するだけの装備や武器がありませんでした。それで英国の首相ウィンストン・チャーチルは、BBCラジオを通して「我々に道具をくれ、そうすれば仕事を片づけてみせよう」と世界に向けて訴えました。外からの助けなしには持ちこたえられないと、チャーチルは分かっていたのです。

人生も同じようなものです。人生に起こる諸問題は、私たちの手に余るものばかりなので、私たちには外からの助けが必要です。私たちはキリストのからだの一部なので、キリストにある兄弟姉妹が助けてくれることもあります(ロマ12:10-13)。それはそれで素晴らしいことですが、結局のところ、私たちは天の父に助けを求めに行きます。本当に嬉しいことに、神が「自信をもっていらっしゃい」と、御前に招いてくださったからです。「ですから、私たちは、あわれみを受け、また恵みをいただいて、おりにかなった助けを受けるために、大胆に恵みの御座に近づこうではありませんか」(ヘブ4:16)と聖書が教えるとおりです。

このようなときに力を発揮するのは、何といっても祈りです。祈りは神の御座に直結しています。そこには、神のあわれみと恵み、そして必要な助けが備えられています。

(Bill Crowder)

助けが必要な時、祈りを最後の頼みとせず、最初により頼むようにしよう。