Month: 2月 2012

恐れに対する解決法

1年で聖書を!
◆ 申命記13-16
聖書のみことば 詩篇34:1-10
 
私が主を求めると、主は答えて下さった。私をすべての恐怖から救い出してくださった。―詩篇34:4

アメリカ合衆国の大統領に初めて選ばれた1933年の就任演説で、フランクリン・ルーズベルトは、大恐慌に動揺していた国民に語りかけました。経済危機に負けない楽観的な見方を盛り立てようと「我々が唯一恐れなくてはいけないのは、恐れそのものだ」と述べたのです。

主からの言葉

1年で聖書を!
◆ 申命記10-12
聖書のみことば Ⅰサムエル記3:1-10
 
そのころ、主のことばはまれにしかなく、―Ⅰサムエル記3:1

ドイツの著名な神学者であり牧師でもあるヘルムート・ティーリケ(1908~1986年)は、1930~40年代、ナチスの激しい迫害にさらされました。しかし彼は、その困難で混迷を極めた時代でさえ、神の臨在を伝え、イエス・キリストへの信仰の内に力があることを宣べ続けました。

質問の機会を与える

1年で聖書を!
◆ 申命記7-9
聖書のみことば 出エジプト記12:1-13
 
あなたがたのうちにある希望について説明を求める人には、だれにでもいつでも弁明できる用意をしていなさい。―Ⅰペテロ3:15

学生を教えるときに、「権威に疑問を呈する」というモットーを使って、彼らの関心を引きつけようとすることがあります。教師に反発することを勧めているのではありません。質問をしなさいと促しているのです。

隣どうしに並んで

1年で聖書を!
◆ 申命記4-6
聖書のみことば 申命記6:1-9
 
これをあなたの子どもたちによく教え込みなさい。あなたが家にすわっているときも、道を歩くときも、寝るときも、起きるときも、これを唱えなさい。―申命記6:7

家族のアルバムの中に、娘が4歳のときの写真があります。家の羽目板を直している私の隣で、おもちゃのトンカチを手にしています。私たちは並んで働きました。娘は私の動作を逐一くり返し、真似をして、自分も家を直していると信じていました。

打ちのめされた

1年で聖書を!
◆ 申命記1-3
聖書のみことば 詩篇116:1-6
 
神はわれらの避け所、また力。苦しむとき、そこにある助け。―詩篇46:1

子どもに先立たれた親のひとりとして多くのエッセーを書いているので、同じ苦しみを背負って頑張っている人たちを紹介され、語り合うことがよくあります。最近知り合った女性は、21歳の娘さんを2009年に突然亡くされました。彼女は「私は世の中から見放されたように感じています。本当にショックで、とてもつらいのです」と言われました。

もっと、もっと、もっと!

1年で聖書を!
◆ 民数記34-36
聖書のみことば ピリピ4:10-20
 
私は、どんな境遇にあっても満ち足りることを学びました。―ピリピ4:11

最近、言葉を話し始めた娘は「もっと」と言うのがお気に入りのようです。ジャムを塗ったトーストを指差して「もっと」と言い、夫が子ブタの貯金箱にコインを入れてあげると、手を伸ばして「もっと!」と言います。ある朝、職場へ行く夫に「もっと!パパ!」と叫んだほどです。

友の恵み

1年で聖書を!
◆ 民数記31-33
聖書のみことば 伝道者の書4:9-12
 
ふたりはひとりよりもまさっている。ふたりが労苦すれば、良い報いがあるからだ。―伝道者の書4:9

キケロはローマ帝国の偉大な思想家でした。彼は優れた演説家、弁護士、政治家、言語学者、また作家でした。彼の明確な文章と実践的な知恵は、今でもよく引用されます。

鳩の翼

1年で聖書を!
◆ 民数記28-30
聖書のみことば 詩篇55:4-22
 
ああ、私に鳩のように翼があったなら。そうしたら、飛び去って、休むものを。―詩篇55:6

ダビデは「ああ、私に鳩のように翼があったなら。そうしたら、飛び去って、休むものを」と、ため息をつきました(詩55:6)。私だったら、アイダホのソートゥース山脈に山小屋を建ててこもりたいとか、どこか景色の良い山の頂で一日中過ごしたいと思うでしょう。人生の重荷を背負ったとき、どこかに飛んで行って休みたいと、私も強く願います。

叶えられない祈り

1年で聖書を!
◆ 民数記25-27
聖書のみことば ローマ11:26-36
 
天が地よりも高いように、わたしの道は、あなたがたの道よりも高く、―イザヤ書55:9

使徒パウロの最大の願いは、自分の出会ったメシヤを同胞のユダヤ人が信じることでした。彼は「私には大きな悲しみがあり、私の心には絶えず痛みがあります。もしできることなら、私の同胞…のために、この私がキリストから引き離され…ることさえ願いたいのです」と語りました(ロマ9:2-3)。